海外在住経験者が教える海外移住先を決める方法

マナブ
マナブ

僕も海外移住を考えてるんですけど、どこがいいですか?
移住先を決めるポイントは何でしょう?

TECCI
TECCI

海外移住を検討される人は次の選択方法で移住先を
検討したらいかがでしょう?

最後に私のお勧めする移住国を紹介しますので、

最後まで読んでください。

海外移住先を決めるための選択方法

移住後の生活スタイルは

移住する目的は「単なる興味」から「仕事」や「余生を過ごす」「子供の教育のため」など人によって様々でしょう。

生活スタイルとしては次の2つになるかと思います。

  1. フルリタイヤ
  2. ハーフリタイヤ

フルリタイヤであれば移住先での生活時間が長くなるので、時差や移動距離・時間はそれほど考慮しなくても問題ないと思います。
ハーフリタイヤで移住先で仕事もする予定で、日本との連絡や日本への移動が多いのであれば時差や移動距離・時間は考慮すべき要素になります。

また旅行で訪れて気に入ったのでその場所に決める方もいらっしゃいますが、旅行と生活は全く違います。
オンシーズンに訪れれば天気も良く綺麗な花が咲いているかもしれません。オフシーズンについても確認しないと移住後に後悔することになります。

この例では時差と移動距離・時間、気候を検討要素とあげましたが、次に検討すべき10要素について説明したいと思います。

検討すべき要素

次の検討すべき10要素を、ご自分やご家族の優先順位(重要度)をじっくり検討されてそれに見合う候補地を絞り込んでいくことをお勧めします。

言語食事気候治安日本との距離
日本との時差物価インフラ医療自然災害

 

言語

全く知らない言語の場所に住むことを考える人は少ないと思います。
また日本語だけで生活することもほぼ不可能です。
多くの日本人に馴染みのある言語は英語ではないでしょうか。
英語が生活で使える国を選ぶ、あるいは他の要素で選んだ結果、その国の言語がある場合は移住前に日常会話ができるように勉強する必要があります。
最近はスマホや翻訳機などのツールもありますので、それらを併用すると良いでしょう。


食事

食事は毎日のことですので、その土地の食事が食べられればベストです。
旅行で短期間過ごすのと違い、長期にわたって生活するとなると食事が合わない、あるいは衛生状態が気になって外食できない、生鮮食品、野菜類の安全性が気になるなど、日本と比較して同程度の国はそんなに多くはないかもしれません。
最近は諸外国でも日本米あるいは日本米に近い米や、調味料、インスタント食品、納豆等多くの日本食材が入手できるようになりました。
国によっては多くの日系外食チェーン店が進出していますので、日本で親しんだ味を楽しむことができます。

イスラム教が国教の場所ではアルコール飲料、アルコール含有品、豚肉や豚肉加工品、豚肉由来品類が入手しづらい、価格が高いこともあります。

気候

寒さが苦手、暑さが苦手、乾燥が嫌いなど人によっては気候へのこだわりがあるのではないでしょうか?
住居にエアコンがあればある程度は克服できるかもしれませんが、日照時間が極端に短かったりすると気分的に落ち込みやすくなるかもしれません。
参考までに世界の気温は下記サイトで確認することができます。

気象庁:世界の天候データツール

 

治安

治安についての情報は候補地の日本大使館が発信している情報を見ると良いでしょう。
但し夜間はどの国でも危険性が高まりますので、慣れてきた頃こそ注意が必要です。

その他戦争やデモやテロについてもしっかり確認しましょう。

外務省:世界安全情報

 

日本との距離

フルリタイヤで現地での生活が中心で日本に移動する機会が少ないのであれば、次項目の時差も含めさほど気にする必要はないかもしれません。

日本に移動する機会が年に複数回ある方は日本との距離が遠い場所や飛行機や双方の国内交通での乗り換えを含めた移動時間が長い場所は候補地としてはふさわしくないでしょう。

あらかじめ候補地から日本、日本から候補地の往復の交通経路、所要時間、費用を調べておきましょう。

日本との時差

日本と連絡を取り合う機会が多い方は時差の確認も必要です。
長くても時差6時間以内の場所が候補地になるかと思います。

日本を基準にした世界各国との時差は下記サイトで調べることができます。

日本と各国との時差

 

物価

移住の目的として年金や月々の収入で豊かに暮らしたいと考えてる方もいらっしゃるかと思います。
生活費として住居関連費用に大部分を費やしてしまうことはできれば避けたいです。
日本で600円程の食事も所変われば100円台で食べられる所もあります。
こう考えると食費は日本の1/6に抑えられる可能性があります。
また一方日本より生活費のかかる場所もあります。
MERCERの世界生活費ランキングで大凡の生活費のランキングを調べることができます。
2020年に発表されたランキングでは世界一が香港、東京は3位でした。

MERCER:世界生活費ランキング

 

インフラ

生活インフラ、交通インフラ、情報インフラ等生活の基盤であるインフラは候補地を選択する上で重要です。
一般的に生活費が安い地域はインフラが整っていないケースが多いですが、インターネットが世界中に普及したことにより情報インフラは他のインフラに比べ比較的短期間で整備されるために、フリーWiFi等日本より進んでいる国もあります。
日常生活でTVを見る場合、どうしても日本語放送がみたい方は衛星放送やインターネット経由で見る方法があります。

衛生状態の良い日本の生活に慣れている我々は上下水道の整備が途上である国では市街に出かけた際はストレスを感じることがあるでしょう。
また交通インフラである、道路や公共交通機関も調べておく必要があります。
道路の整備状況、渋滞が多いか、公共交通機関はあるのか等です。

医療

万が一移住先で病気や怪我をした時のために医療機関を確認しておかなくてはなりません。
場所によっては日本語の話せる看護師がいる病院もあります。
このような情報は現地の日本人会や大使館に確認すると良いでしょう。
特に持病をお持ちの方は移住先を選択する優先順位の中で医療面は高くなるかと思います。
日本で処方される薬と同一のものは現地にないこともあります。
また現地と日本での処方量に違いがあることもあります。

自然災害

日本は地震、火山爆発、台風の他最近はゲリラ豪雨や竜巻など比較的自然災害が多い国のような気がします。
地域によっては地震や台風の無い所があります。
日本に無い自然災害としてはヘイズや大気汚染、イナゴの大群、タイフーン、砂嵐、干魃、熱風などでしょうか。
新型コロナウィルス以外の感染症や地域特有の疫病も確認しておくほうが良いでしょう。

その他

現地の情報収集はインターネットである程度取れますが、情報の信頼性や情報が古い場合もあります。
事前の情報収集は信頼できる機関等から収集しましょう。

また現地に短期で住んでみることは一番の情報収集になります。
その際に現地の日本人会や日本人コミュニティと繋がることでネットでは入手できない最新で信憑性の高い情報が入手できます。

その他銀行金利なども生活する上で重要な要素になるでしょう。(リスクにもご注意下さい)

豊かな生活を求めて

移住先で豊かな生活をと思っている方は多いでしょう。
物価の安いところに行けば日本にいるより豊かな生活ができるのではと思われるのも当然です。
確かに財布を気にせずに食べたいものを食べられるようになるかもしれません。

しかし本当の豊かさとは何でしょうか?

人それぞれ価値観が違いますので一概には言えないかもしれません。
先進国日本に住む我々日本人は多くの諸外国の人たちから「日本人は金持ち」と思われています。
そして日本では幸せに暮らしていると思われています。

私が2009年にマレーシアに滞在し始めた頃、多くのマレーシア人の生活スタイルを見て羨ましく思ったことがあります。

  • 子供の学校への送り迎えは親がする。そのため仕事は定時で終了。
  • 食事は家族で外食(外食の方が安いために多くのマレーシア人は外食です)。
  • 年数回の2週間〜1ヶ月のスクールホリデーには家族で旅行。
  • 正月やハリラヤは親族が集まって団欒。
  • スポーツが趣味の人は仕事を定時であがり、サッカー・フットサル・バドミントン等を楽しむ。

とにかく時間の使い方が上手で、楽しく時間を過ごしています。

翻って、日本ではどうでしょうか?
時間を有効に使っているでしょうか?
仕事や会社に自分の時間の多くを取られていないでしょうか?
そのため休みが取れない、休みが取れてもどう過ごしたら良いかわからない・・・・・

移住を機にこれまでのライフスタイルの優先順位を見直してみるのも良いかもしれません。
ところ変われば考え方も変わります。
お金より時間を自由に使うことの優先順位を高くすることが本来の意味での「豊かな生活」につながるのではないでしょうか?

私がお勧めする移住国

私がお勧めする移住国はズバリ「マレーシア」です。
その理由は本稿で書きました検討すべき各要素が多くの日本人が及第点を付けると思います。

さらに詳しい説明を別の記事で書きますのでお楽しみに。

 

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