
2000年頃、シンガポール出張の合間に訪れた、とある足つぼマッサージ店。そこで体験した出来事は、今でも鮮明に記憶に残っています。医学なのか経験なのか、それとも別の何かなのか――少し不思議な体験でした。
シンガポールで見つけた足つぼの名店
もう20年以上前、2000年頃の話です。
シンガポールに出張で訪れていた私は、仕事の合間に「せっかくだから現地の足つぼマッサージに行ってみよう」と思い、ホテルでインターネット検索をしていました。
当時は今ほど情報が多くはありませんでしたが、その中でひときわ気になる店を見つけました。
Framaホテルの2階か3階にある、よく効くと評判の足つぼマッサージ店です。
元俳優のマスターと興味を引く逸話
その店には、一つのエピソードがありました。
マスターは元俳優で、母親の病気をきっかけに足つぼ療法を学び、実際に母親の症状を改善させたという話です。
こういう話は半信半疑ではありましたが、同時に強く興味を引かれました。
結局、事前に電話で予約を取り、その店を訪れることにしました。
小さな店と印象的な二人
店内はとてもシンプルで、客用の椅子が二つだけ置かれている小さな空間でした。
マスターは若い頃俳優をしていただけあって、爽やかな印象の二枚目。
もう一人は弟で、いかにも力が強そうな雰囲気でした。
店内には、例の逸話が掲載された新聞や雑誌の記事が貼られており、ネットで見た話が実際のものだと分かりました。
足裏だけで言い当てられたこと
世間話をしながら、施術が始まりました。
まずはマスターが私の足裏を親指で軽く押しながら、中国語で弟に何かを伝えています。
弟はその内容をカルテのようなものに書き込んでいました。
しばらくして触診が終わると、マスターが英語でこう言いました。
「痛風だね。尿酸値が高いよ。」
これには本当に驚きました。
体調については一切話していなかったにもかかわらず、まさにその通りだったからです。
実際、私は尿酸値が高く、痛風の発作も何度か経験しており、薬でコントロールしていました。
施術と印象的なお茶
その後は弟が施術を担当し、約40分にわたり足裏のツボと内臓の関係を説明しながらマッサージをしてくれました。
私にとっては耐えられる痛さでしたが、一緒に行った友人は涙を流すほど痛がっていました。
マッサージの後マスターが、
「このお茶を飲めば良くなるよ」
と言いました。
出されたお茶は、日本の麦茶のような色で、熱すぎずちょうど良い温かさ。
味は少し渋みがあり、体に効きそうな印象でした。
施術後の変化
施術が終わり、店を出たときにまず感じたのは、
足の軽さ
でした。
来たときとは明らかに違い、重さが抜けたような感覚がありました。
不思議といえば不思議ですが、確かな変化でした。
消えてしまった店
その後、シンガポールを訪れる機会はありましたが、この店に行ったのは結局その一度だけでした。
後に調べたところ、閉店したという情報は見つかりましたが、それ以上の情報はありません。
20年ほど前には、この店で学んだ人が千葉県で足つぼマッサージを開業していたという情報もありましたが、現在はその情報も見当たりません。
最後に
あのマスターの技術が何だったのか、今でも分かりません。
経験なのか、理論なのか、それとも感覚的なものなのか。
ただ一つ言えるのは、あの体験が非常に印象的だったということです。
海外には、ときに説明しきれない体験があります。
もしこの店やマスターについてご存知の方がいれば、ぜひコメントで教えてください。
この記事が、どこかで「ためになるかもしれない」と思っていただけたら嬉しいです。


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