利益改善の3つの方法|利益を増やす順番を間違えると苦しくなる【利益アップ講座 第4回】

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利益アップ講座シリーズでは、
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。

前回は、
固定費と変動費を分けることで利益構造が見えてくる
という話をしました。

利益を改善したい。

そう考えた時、多くの会社が最初に考えるのは、

  • 売上を増やす
  • コストを削減する
  • 値上げする

でしょう。

間違いではありません。

しかし、
改善の順番
を間違えると、利益どころか会社そのものが苦しくなることがあります。

今回は利益改善の基本となる、
利益を増やす3つの方法
について解説します。

利益を増やす方法は3つしかない

利益改善は複雑に見えます。

しかし実は、
利益を増やす方法は大きく分けると3つです。

① 売上を増やす

② 変動費を減らす

③ 固定費を減らす

この組み合わせで利益は決まります。

① 売上を増やす

最もわかりやすい方法です。

例えば、

  • 新規顧客獲得
  • 既存顧客単価アップ
  • 新商品投入
  • 販路拡大

などがあります。

しかし、
売上増加には落とし穴があります。

売上増加 ≠ 利益増加

利益率が低い仕事を増やすと、

忙しい

利益が出ない

さらに仕事を増やす

という悪循環になります。

これを私は海外工場でも何度も見ました。

② 変動費を減らす(最も効果が出やすい)

利益改善で最初に着手しやすいのが、
変動費改善
です。

例えば、

  • 材料見直し
  • 歩留まり改善
  • 仕入先変更
  • 配送改善
  • 外注費見直し

など。

小さな改善でも、
積み重なると大きな利益になります。

例えば、

1個10円改善

×

年間100万個

なら、

年間1,000万円改善

です。

利益改善は意外と地味な改善から始まります。

③ 固定費を減らす

固定費削減はインパクトがあります。

  • 人員削減
  • 設備縮小
  • 拠点統合
  • 家賃削減

などです。

しかし、
注意も必要です。

固定費削減は

将来の利益を削ることもある

例えば、

  • 教育費削減
  • 保全費削減
  • 研究開発削減

は短期利益を改善しても、
長期競争力を下げる可能性があります。

利益改善のおすすめ順番

私なら利益改善は次の順で考えます。

優先順位 改善対象 理由
変動費 早く効果が出る
売上改善 利益率を見ながら拡大
固定費 慎重に判断

もちろん業種によります。

ただ、
最初から固定費削減だけを行うと、
組織が疲弊することがあります。

利益改善で一番重要なのは「見える化」

実際には、

どの商品が利益を生み

どの商品が利益を削っているか

を把握しないと改善できません。

だからこそ、
直接原価計算
が重要になります。

数字が見えれば、
改善優先順位も見えてきます。

次回:直接原価計算Excelを無料公開します

ここまで、

  • 利益とは何か
  • 直接原価計算
  • 固定費と変動費
  • 利益改善方法

を説明してきました。

次回はいよいよ、
実際の利益アップセミナーでも使用した
直接原価計算Excel
を公開します。

商品単位でも、
商品群でも利用可能。

最大5アイテムまで対応しています。

パスワードは解除してありますので、
Excel知識があれば自由にカスタマイズできます。

まとめ

  • 利益改善方法は3つしかない
  • 売上増加だけでは危険
  • 最初は変動費改善が効果的
  • 固定費削減は慎重に
  • 利益改善には見える化が必要

利益改善とは、
単純な節約ではありません。


利益が生まれる構造を理解し、
優先順位をつけて改善すること

です。

その第一歩が、
利益の見える化になります。

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