
利益アップ講座シリーズでは、
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。
前回は、
直接原価計算とは何か
について解説しました。
直接原価計算では、
- 変動費
- 固定費
を分けて考えることが重要です。
しかし実際には、
「どこまでが固定費?」
「どれが変動費?」
と迷うことも多いでしょう。
今回は利益改善の第一歩として、
固定費と変動費の考え方
を説明します。
固定費と変動費とは?
まず整理します。
| 分類 | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| 固定費 | 売上に関係なく発生 | 家賃、給与、設備費 |
| 変動費 | 売上に応じて増減 | 材料費、配送費、外注費 |
つまり、
売るほど増える
↓
変動費
製造業で考えるとわかりやすい
例えば製造業なら、
| 項目 | 分類例 |
|---|---|
| 材料費 | 変動費 |
| 外注加工費 | 変動費 |
| 工場家賃 | 固定費 |
| 正社員給与 | 固定費 |
| 派遣費 | 変動費の場合あり |
ただし、
会社によって分類は変わります。
重要なのは、
継続して同じ基準で見ること
です。
ECやサービス業でも同じ
製造業以外でも考え方は同じです。
ECの場合
- 仕入原価 → 変動費
- 配送費 → 変動費
- 広告費 → 変動費または固定費
- サイト維持費 → 固定費
飲食店の場合
- 食材 → 変動費
- 店舗家賃 → 固定費
- 光熱費 → 一部変動
IT・コンサルの場合
- 外注費 → 変動費
- 人件費 → 固定費
- クラウド費 → 固定費
つまり、
業種が違っても考え方は共通
です。
利益改善で最初に見るべき場所
利益が出ない時、
最初にやるべきことは何でしょう?
売上アップ?
値上げ?
もちろん重要です。
しかし最初に見るべきは、
です。
理由は簡単。
固定費削減は時間がかかります。
- 人員整理
- 設備縮小
- 移転
など、簡単にはできません。
一方、
- 材料見直し
- 仕入先変更
- 配送方法改善
- 歩留まり改善
は比較的早く効果が出ます。
固定費削減にも注意が必要
固定費削減は利益改善に見えます。
しかし、
- 教育費削減
- 保全費削減
- 人材削減
は将来コストを増やすことがあります。
短期利益だけを見ると、
長期競争力を失うこともあります。
利益改善とは、
利益を生む構造を作ること
です。
直接原価計算Excelではこれを見える化する
次回以降紹介するExcelでは、
- 商品ごとの売上
- 変動費
- 固定費
- 利益
- 利益率
を入力することで、
利益構造を見える化できます。
商品単位でも、
商品群単位でも利用できます。
次回:利益改善の3つの方法
利益を増やす方法は、
実は大きく3つしかありません。
- 売上を増やす
- 変動費を減らす
- 固定費を減らす
次回は、
利益改善の優先順位について解説します。
まとめ
- 固定費 = 売上に関係なく発生
- 変動費 = 売上に応じて増減
- 業種が違っても考え方は共通
- 利益改善はまず変動費を見る
- 利益改善は構造改善
利益を見る経営とは、
数字を見ることではなく構造を見ること
です。
固定費と変動費を分けるだけでも、
利益の見え方は大きく変わります。
https://tecci.net/profit-improvement/



コメント