📖 LinguaWriterコラム 第2章「LinguaWriterという考え方」
プロンプトを意識しなくても、自分らしい文章を書けるように。
この章では、LinguaWriterとライティングプロフィールの仕組みや考え方を詳しく紹介します。
- なぜLinguaWriterを作ったのか
- ライティングプロフィールとは何か
- ライティングプロフィールには何を書くのか
- 自分に合ったプロフィールの選び方
- なぜプロフィールライブラリが必要なのか
- 自分専用のライティングプロフィールを育てる(現在の記事)
- LinguaWriterが目指すAIライティングの未来(近日公開)
プロフィールは「選んで終わり」ではありません
前回は、LinguaWriter Portalにプロフィールライブラリを作った理由をご紹介しました。
ゼロからプロンプトを考えるのではなく、まず自分の目的に近いライティングプロフィールを探してみる。
そして、気になるプロフィールを使って文章を書いてみる。
それだけでも、AIライティングのハードルはかなり下がります。
しかし、ライティングプロフィールには、その先があります。
使いながら、自分に合わせて育てていく。
今回は、「自分専用のライティングプロフィールを育てる」という考え方についてご紹介します。
同じプロフィールでも「少し違う」と感じることがある
例えば、Portalで自分に合いそうな「SEOブロガー」のプロフィールを見つけたとします。
実際に使ってみると、かなり希望に近い文章ができました。
でも、何度か使っているうちに、こんなことを感じるかもしれません。
- もう少し自分の体験を入れたい
- 専門用語を減らしたい
- 結論を早めに伝えたい
- 少し文章が堅い
- 読者へ語りかける感じを増やしたい
これは、そのプロフィールが間違っているわけではありません。
人によって、好みの文章は違うからです。
むしろ、こうした「少し違う」に気付くことが、自分専用のプロフィールを作る第一歩になります。
最初から自分専用を作らなくてもいい
「自分専用のプロフィール」と聞くと、最初から細かい設定を考えなければならないように感じるかもしれません。
でも、その必要はありません。
まずはPortalにある、自分の目的に近いプロフィールを参考にする。
そして実際に使ってみる。
そこから、
「ここは好き。」
「ここは少し違う。」
「こういう書き方も加えたい。」
という部分を見つけていけばいいのです。
ゼロから作るのではなく、近いものから始めて少しずつ自分に近づける。
この方がずっと簡単です。
自分の「文章の癖」を見つける
プロフィールを育てるときに面白いのが、自分自身の文章の好みに気付くことです。
例えば私は文章を書くとき、単に情報を並べるよりも、
- なぜそう考えたのか
- 実際に経験してどうだったのか
- そこから何を学んだのか
- 読者に何を持ち帰ってほしいのか
といった流れを大切にしています。
人によっては、最初に結論を明確に出す文章が好きかもしれません。
短い文章をテンポよく並べる方が好きな人もいるでしょう。
少しユーモアを入れたい人もいます。
こうした好みは、実際に文章を作ってみないとなかなか分かりません。
AIを使うことで、逆に「自分はどんな文章が好きなのか」が見えてくるのです。
「もっとこうしてほしい」をプロフィールへ加える
AIが生成した文章を読んで、
「もう少しこうしてほしい。」
と思ったことがあれば、それは大切な情報です。
例えば、
- 専門用語には必ず簡単な説明を加える
- 実体験がある場合は積極的に盛り込む
- メリットだけでなく注意点も伝える
- 読者を煽るような表現は避ける
- 初心者でも理解できる言葉を使う
- 結論だけでなく、その理由も説明する
こうした希望を少しずつプロフィールへ加えていきます。
一つひとつは小さな違いです。
しかし積み重なると、AIが作る文章はだんだん自分の好みに近づいていきます。
プロフィールと「今回だけの指示」は分けて考える
ここで大切なのが、プロフィールへ何でも書き込まないことです。
毎回変わらない文章の好みは、プロフィールへ入れます。
一方、その文章だけに必要な条件は「追加指示」として伝えます。
例えば、
プロフィールに向いているもの
- 初心者にも分かりやすく説明する
- 実体験を重視する
- 論理的だが堅すぎない文章にする
- 過度な煽り表現を避ける
今回だけの指示に向いているもの
- 今回は1,000文字程度にする
- 最後にイベントの案内を入れる
- 今回は少しユーモラスにする
- この商品名を必ず入れる
この二つを分けると、プロフィールが整理され、さまざまな文章で使いやすくなります。
いつも変わらない「自分らしさ」はプロフィールへ。
そのときだけ必要な条件は追加指示へ。
この考え方は、LinguaWriterを使う上でとても重要です。
仕事とプライベートでプロフィールを分けてもいい
自分専用だからといって、プロフィールを一つにまとめる必要もありません。
私たちは、場面によって文章の書き方を自然に変えています。
例えば、
- 仕事では論理的で丁寧
- ブログでは経験や考えを詳しく伝える
- SNSでは短く親しみやすく
- 友人への文章ならもっと気軽に
というように、同じ人でも文章にはいくつもの顔があります。
そこで、
「仕事用の自分」
「ブログを書く自分」
「SNSで発信する自分」
とプロフィールを分けても構いません。
自分専用プロフィールとは、一人につき一つの「分身」を作ることではなく、自分の中にある複数の書き方を整理することだと考えると分かりやすいでしょう。
経験が増えればプロフィールも変わる
プロフィールは、一度完成したら永久に同じものを使う必要もありません。
仕事が変わる。
新しい経験をする。
読者が変わる。
文章を書く目的が変わる。
そうすれば、当然「自分らしい文章」も変わっていきます。
例えば、最初は専門的な記事を書いていた人が、経験を積むうちに初心者へ教えることに興味を持つかもしれません。
ブログを書いていた人が、SNSでの情報発信を始めることもあります。
その変化に合わせて、プロフィールも更新していけばいいのです。
だから私は、プロフィールを「設定する」というより、「育てる」という表現の方が合っていると思っています。
AIを育てるのではなく、「AIとの関係」を育てる
第1章の最後に、「AIは育てる時代になった」という話をしました。
ただし、これはAIそのものに何でも覚えさせる、という意味ではありません。
AIが得意なことを理解する。
自分が伝えたいことを整理する。
どんな文章が自分らしいのかを見つける。
そして、それをプロフィールという形でAIへ伝える。
この繰り返しによって、AIとの付き合い方が少しずつ自分に合ったものになっていきます。
育てているのはAIだけではなく、「自分とAIの関係」なのかもしれません。
自分の経験こそ、プロフィールに価値を与える
AIは膨大な知識を持っています。
しかし、あなたの経験は持っていません。
長年仕事をしてきた人なら、教科書には書かれていない判断基準を持っているでしょう。
海外で暮らした経験がある人なら、実際に生活したからこそ分かる文化や価値観があります。
子育てを経験した人。
会社を経営した人。
失敗を経験した人。
趣味を何十年も続けてきた人。
それぞれに、その人しか持っていないものがあります。
それを少しずつプロフィールへ反映していけば、単なる「AIが書いた文章」から、「その人だから書ける文章」へ近づいていきます。
AIが文章を書くほど、人間の役割が重要になる
AIが文章を書けるようになると、「人間が文章を書く必要はなくなる」と考える人もいるかもしれません。
私は、むしろ逆だと思っています。
文章を整える作業をAIへ任せられるようになるほど、人間は、
- 何を伝えるのか
- なぜそれを伝えるのか
- どんな経験を伝えるのか
- 誰に届けたいのか
という部分に集中できます。
AIが担当するのは「文章に整えること」。
人が担当するのは「伝える中身を持つこと」。
この役割分担ができれば、AIは人の個性を消すものではなく、個性を伝えるための道具になります。
まとめ
自分専用のライティングプロフィールは、最初から完成させる必要はありません。
まず、Portalで自分に近いプロフィールを探す。
使ってみる。
「ここが好き」「ここは違う」を見つける。
そして、自分の経験や文章のこだわりを少しずつ加えていく。
その繰り返しによって、プロフィールは自分らしいものへ育っていきます。
プロフィールを選ぶ。
使ってみる。
少し変える。
また使ってみる。
AIライティングは、一度の完璧なプロンプトで完成するものではありません。
自分自身の経験とともに、少しずつ育てていくもの。
それが、LinguaWriterが考える「自分専用のライティングプロフィール」です。
プロフィールづくりの出発点を探してみる
LinguaWriter Portalでは、さまざまな用途・対象読者・文章スタイルに合わせたライティングプロフィールを公開しています。
次回は第2章の最終回です。
「LinguaWriterが目指すAIライティングの未来」をテーマに、プロンプト、音声入力、ライティングプロフィールの先に、どんなAIとの付き合い方を目指しているのかを考えてみます。
LinguaWriterコラムでは、「AIを使いこなす」のではなく、「誰でもAIで書ける未来」をテーマに、AIライティングの考え方や活用法をお届けしています。


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