
前回の記事では、LinguaWriterの中心となる「ライティングプロフィール」について紹介しました。
AIに毎回細かなプロンプトを書くのではなく、
「今回は誰に書いてもらうか」を選ぶ。
これがLinguaWriterの基本的な考え方です。
しかし、ここで一つ問題があります。
「プロフィールを選ぶ」と言っても、そのプロフィールを自分で一から作らなければならないのであれば、結局はプロンプトを考えるのとあまり変わりません。
そこで作ったのがLinguaWriter Portalです。
LinguaWriter Portalには、さまざまな用途や文章スタイルを想定したライティングプロフィールライブラリを用意しています。
言ってみれば、
「AIに文章を書いてもらう前に、書き手を探す場所」
です。
「AIに何と命令するか」ではなく「誰に頼むか」
たとえば会社で新しいサービスを始めたとします。
そのサービスについて文章を書きたいとき、必要な文章は一種類ではありません。
会社のWebサイトには、サービス内容をきちんと説明した文章が必要です。
ブログでは、検索する人の疑問に答える記事を書きたいかもしれません。
Facebookでは少し詳しく紹介し、Xでは短い文章で興味を持ってもらいたい。
営業先へ送るメールなら、また別の文章になります。
人間に仕事を頼むのであれば、
「これはWebライターに頼もう」
「SNSならこの人が得意だ」
「営業文書なら営業経験のある人に頼みたい」
と考えるでしょう。
LinguaWriter Portalでは、AIについてもこれに近い考え方をします。
文章を書く目的に合わせて、「書き手」を選ぶ。
その書き手の役割をするのが、ライティングプロフィールです。
ライティングプロフィールには「書き方の特徴」が入っている
ライティングプロフィールは、単に「ブログ用」「SNS用」と名前を付けただけのものではありません。
プロフィールには、
- どんな立場で文章を書くのか
- どんな読者を想定するのか
- 何を重視するのか
- どんな文章スタイルにするのか
- どのような用途に向いているのか
といった「書き手としての特徴」が設定されています。
そのため利用者が毎回、
あなたは○○の専門家です。対象読者は○○で、専門用語を避け、○○を重視しながら……
といった長い指示を書く必要を減らすことができます。
利用者が考えるのは、まず「どんな文章を書きたいか」です。
そして、その目的に近いプロフィールを探します。
ブログ、SNS、ビジネス、専門分野――目的から探せる
文章を書く目的は人によって違います。
そこでライティングプロフィールライブラリでは、さまざまな用途を想定しています。
たとえば、
- ブログやSEO記事を書きたい
- X、Facebook、Instagram、ThreadsなどのSNS投稿を作りたい
- 提案書や報告書などのビジネス文章を作りたい
- 営業メールを書きたい
- ITなど専門的な内容をわかりやすく説明したい
- レビューや体験談を書きたい
- コラムやエッセイを書きたい
- 教育向けの文章を書きたい
などです。
大切なのは、
「AIで何ができるだろう?」から考えなくてもいい
ということです。
「ブログを書きたい」
「Facebookに投稿したい」
「提案書を作りたい」
という自分の目的からスタートできます。
分類・用途・難易度・文章スタイルから絞り込める
プロフィールが増えてくると、今度は「どれを選べばいいのかわからない」という問題が出てきます。
そこでLinguaWriter Portalのライブラリでは、プロフィールを条件から検索できるようにしています。
主な検索方法は、
- 分類
- おすすめ用途
- 難易度
- 文章スタイル
- キーワード
です。
たとえば、
「ブログを書きたい」のであれば用途から探す。
「初心者でも使いやすいものがいい」のであれば難易度から絞り込む。
「論理的な文章にしたい」のであれば文章スタイルから探す。
さらに具体的な目的が決まっていれば、キーワードで検索できます。
つまり、
プロンプトを検索するのではなく、自分の目的に合う「書き手」を検索する。
そんな使い方を想定しています。
プロフィール詳細を見てから選べる
人に文章を依頼するときも、「この人はどんな文章を書くのだろう」と気になるはずです。
ライティングプロフィールでも同じです。
一覧だけを見て決めるのではなく、各プロフィールの詳細ページで、そのプロフィールがどんな考え方で文章を書くのかを確認できます。
プロフィールの特徴やおすすめ用途などを確認して、
「今回の文章なら、このプロフィールが合いそうだ」
と思ったものを選びます。
AIに詳しい必要はありません。
プロンプトの構造を理解する必要もありません。
自分が書いてほしい文章に合いそうな人を探す感覚です。
選んだプロフィールで、そのまま文章を書いてみる
そして現在のLinguaWriter Portalでは、プロフィールを探すだけではありません。
プロフィール詳細ページから「このプロフィールで書く」を選択すると、そのプロフィールを使ってLinguaWriter Web β版へ進むことができます。
つまり、
プロフィールを探す
↓
プロフィールの特徴を見る
↓
「このプロフィールで書く」を選ぶ
↓
テーマや内容を入力する
↓
AIが文章を生成する
という流れです。
ライブラリを眺めるだけではなく、気になった「書き手」を実際に試すことができます。
Web β版ならアプリをインストールしなくても試せる
「LinguaWriterがどんなものなのか、とりあえず使ってみたい」
という人のために用意したのがLinguaWriter Web β版です。
Webブラウザ上で動作するため、アプリをインストールする必要はありません。
現在のβ版では、1日2回、1回あたり2,000文字以内の文章生成を利用できます。
まずPortalでプロフィールを探して、気になるプロフィールを見つけたら、そのまま文章を書いてみる。
LinguaWriterの考え方を体験するのであれば、この方法が一番わかりやすいと思います。
「正解のプロフィール」を探す必要はない
ライティングプロフィールを使うとき、最初から完璧なプロフィールを選ぼうとする必要はありません。
むしろ、いくつか試してみるのも面白い使い方です。
たとえば同じテーマ、同じ要点、同じ結論でも、プロフィールを変えて文章を生成してみます。
すると、
「こちらは説明がわかりやすい」
「こちらはブログ向きだ」
「こちらはSNSで使いやすそうだ」
といった違いが見えてきます。
生成AIには、必ず一つの「正しい文章」があるわけではありません。
誰に、何を、どう伝えたいかによって、適した文章は変わります。
だからこそ、書き手を変えて試せることにも意味があります。
Portalは「AIライターのライブラリ」を目指している
LinguaWriter Portalを作った理由は、単にアプリの説明ページを作りたかったからではありません。
目指しているのは、
「文章を書きたいときに、目的に合ったAIの書き手を探せる場所」
です。
ブログを書きたいとき。
SNSへ投稿したいとき。
仕事の文章を作りたいとき。
自分とは少し違った視点から文章を書いてほしいとき。
ライブラリを開いて、
「今日は誰に書いてもらおうか」
と選ぶ。
そんなAIライティングの形があってもいいのではないでしょうか。
PortalからWebへ――まずはブラウザだけで使ってみる
ここまでのシリーズでは、
第1回で「なぜプロンプトが壁になるのか」。
第2回で「プロンプトを書くのではなく、書き手を選ぶ」というライティングプロフィールの考え方。
そして今回は、そのプロフィールを探すためのLinguaWriter Portalについて紹介しました。
しかし、
「実際のLinguaWriterはどうやって文章を作るの?」
と思っている方もいるでしょう。
そこで次回は、アプリをインストールせず、WebブラウザだけでLinguaWriterを利用できる「LinguaWriter Web β版」を詳しく紹介します。
プロフィールライブラリとの連携や実際の使い方、そしてWeb版を作った理由についても紹介したいと思います。
次回:ブラウザだけでAI文章作成|LinguaWriter Web β版を使ってみる
この記事が、どこかで
「ためになるかもしれない」と思っていただけたら嬉しいです。


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