
これまでのシリーズでは、LinguaWriterがなぜ「プロンプトを書く」のではなく、「ライティングプロフィールを選ぶ」という考え方を採用したのかを紹介してきました。
第3回では、そのプロフィールを探す場所としてLinguaWriter Portalとライティングプロフィールライブラリを紹介しました。
では、実際に選んだプロフィールを使って文章を書くにはどうすればいいのでしょうか。
もちろんiOS版やAndroid版のLinguaWriterを利用できます。
しかし、
「まずはどんなものなのか試してみたい」
「アプリをインストールする前に使ってみたい」
「パソコンから文章を書きたい」
という方もいるでしょう。
そこで用意したのが、LinguaWriter Web β版です。
Webブラウザがあれば、アプリをインストールしなくてもLinguaWriterによる文章生成を試すことができます。
LinguaWriter Web β版とは?
LinguaWriter Web β版は、Webブラウザから利用できるAIライティングツールです。
基本的な考え方はiOS版、Android版のLinguaWriterと同じです。
利用者が書きたい内容を入力し、ライティングプロフィールを選択すると、その情報をもとにAIが文章を生成します。
大きな特徴は、アプリのインストールが必要ないことです。
パソコンでもスマートフォンでも、Webブラウザからアクセスして利用できます。
特にブログ、報告書、提案文、メールなど、ある程度まとまった文章を作る場合には、キーボードや大きな画面を使えるパソコンとの相性も良いと思います。
現在のWeb β版は1日2回まで利用できる
現在のLinguaWriter Web β版では、
- 1日2回まで
- 1回あたり2,000文字以内
で文章生成を利用できます。
Web版は現在β版という位置づけです。
まずLinguaWriterの文章生成やライティングプロフィールという仕組みを気軽に体験してもらうための入口として公開しています。
アプリ版とは利用できる機能や利用条件に違いがありますが、その違いについては次回詳しく比較します。
Web版でも複雑なプロンプトを書く必要はない
LinguaWriter Web β版を開くと、文章を作るための入力項目が用意されています。
基本的に入力するのは、
- ライティングプロフィール
- テーマ
- 要点
- 結論
- 追加指示
です。
すべてを一つの長いプロンプトとして考えるのではなく、情報を項目ごとに分けて入力します。
たとえば、
テーマ:
中小企業における生成AIの活用
要点:
人手不足対策、文章作成、情報整理、導入コスト
結論:
いきなり大規模導入するのではなく、小さな業務から試すべき
追加指示:
専門用語をできるだけ使わず、初心者向けに
といった具合です。
利用者が考えるのは、AIへの命令文ではなく、
「何について、何を伝えたいのか」
です。
追加指示は「今回だけ」のお願いに使う
ライティングプロフィールと「追加指示」は役割が少し違います。
ライティングプロフィールには、その書き手の基本的な立場や文章スタイルなどが設定されています。
一方、追加指示は今回作る文章だけに指定したい条件に使います。
たとえば、
- 1,000文字程度にしてください
- 初心者向けにしてください
- メリットだけでなくデメリットも入れてください
- 最後に読者への問いかけを入れてください
- SNS向けに短くしてください
といった指定です。
つまり、
ライティングプロフィール=誰に書いてもらうか
追加指示=今回、その人に何をお願いするか
と考えると分かりやすいでしょう。
使い方その1|Web β版から直接プロフィールを選ぶ
LinguaWriter Web β版には、直接アクセスすることもできます。
Web版を開き、利用したいライティングプロフィールを選択します。
その後、テーマや要点、結論、追加指示などを入力して文章を生成します。
「プロフィールの細かな違いより、とりあえず文章を作ってみたい」
という場合はこちらでも構いません。
しかし、LinguaWriterの特徴をより活かしたい場合には、もう一つの使い方をおすすめします。
使い方その2|Portalで「書き手」を探してから文章を書く
LinguaWriterらしい使い方が、ライティングプロフィールライブラリから書き手を探す方法です。
まずLinguaWriter Portalへアクセスします。
ライティングプロフィールライブラリでは、分類、用途、難易度、文章スタイル、キーワードなどからプロフィールを探すことができます。
気になるプロフィールが見つかったら、そのプロフィールの詳細を確認します。
そして、
「このプロフィールで書く」
を選択します。
すると、そのライティングプロフィールを選択した状態でLinguaWriter Web β版へ進むことができます。
あとは書きたいテーマや内容を入力するだけです。
「書く画面」から始めないのもLinguaWriterの特徴
普通のAIライティングツールであれば、最初に文章入力画面を開くことが多いでしょう。
しかしLinguaWriterでは、必ずしもそこから始める必要はありません。
今日はブログを書きたい
↓
どんな書き手がいいだろう
↓
ライブラリから探す
↓
プロフィールを見る
↓
この人に書いてもらおう
↓
文章を書く
という順番でも利用できます。
これは、第1回から紹介してきた、
「AIに何と命令するか」ではなく「誰に書いてもらうか」
という考え方を、そのまま操作の流れにしたものです。
同じ内容でプロフィールだけ変えてみる
LinguaWriter Web β版を試すとき、ぜひやってみてほしい使い方があります。
テーマや要点は同じまま、ライティングプロフィールだけを変えてみる。
という方法です。
たとえば、
テーマを「生成AIで仕事はどう変わるのか」にします。
一度目はビジネス向けのプロフィール。
別の機会にはブログ向けのプロフィール。
あるいはSNSを意識したプロフィール。
同じテーマでも、選ぶ「書き手」によって、説明する順番、言葉の選び方、読者への伝え方などが変わります。
ここを体験すると、ライティングプロフィールが単なる「です・ます調」「カジュアル」といった文体指定ではないことが分かりやすいと思います。
Web版では独自プロフィールを作成できない
一方、Web β版には現在できないこともあります。
その一つが、自分独自のライティングプロフィールを作成・登録することです。
Web β版では、ライティングプロフィールライブラリに用意されたプロフィールを選んで文章を生成します。
自分自身の文章の特徴を登録したり、仕事用・ブログ用・SNS用など複数の独自プロフィールを使い分けたりする機能は、アプリ版に用意しています。
この違いは、Web版とアプリ版の位置づけにも関係しています。
Web版は「体験する」、アプリ版は「自分の道具にする」
Web β版とアプリ版は、どちらか一方がもう一方の代わりになるものとは考えていません。
それぞれに役割があります。
Web β版は、
- インストールせずに使える
- パソコンからも利用できる
- ライブラリのプロフィールを気軽に試せる
- LinguaWriterの考え方を体験できる
という手軽さがあります。
一方アプリ版では、
- 自分でライティングプロフィールを作る
- 複数のプロフィールを登録して使い分ける
- 音声入力を活用する
- 音声変換辞書を登録する
- 生成した文書を保存・複製して再利用する
といった、よりパーソナルな使い方ができます。
私は、この違いを、
Web版は「LinguaWriterを体験する場所」。
アプリ版は「LinguaWriterを自分の道具にしていく場所」。
と考えています。
まずはWeb β版で「書き手を選ぶ」を体験してほしい
生成AIを使うために、最初からプロンプトの書き方を勉強する必要はありません。
まずは、
何を書きたいのか。
そして、
誰に書いてもらいたいのか。
そこから始めてもいいと思います。
ライティングプロフィールライブラリを眺めて、
「このプロフィール、ちょっと面白そうだな」
と思ったものを選んでみる。
そしてテーマや要点を入力して、文章を作ってみる。
プロンプトを考えるのではなく、書き手を選んで文章を作る。
LinguaWriter Web β版は、その新しいAIライティングを気軽に体験するための入口です。
まずはブラウザから試してみてください
アプリ版はこちら
Web版とアプリ版、結局どちらを使えばいい?
ここまで読むと、
「まずWeb版を使えばいいのか?」
「最初からアプリを入れた方がいいのか?」
「無料版とPremiumでは何が違うのか?」
という疑問も出てくると思います。
Web版とアプリ版では、生成回数や文字数だけでなく、ライティングプロフィールの使い方や文書の再利用などにも違いがあります。
そこで次回は、LinguaWriter Web β版・アプリ無料版・アプリPremium版の違いを整理しながら、それぞれどんな人に向いているのかを比較します。
次回:Web版とアプリ版、どちらを使えばいい?|LinguaWriterを徹底比較
この記事が、どこかで
「ためになるかもしれない」と思っていただけたら嬉しいです。



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