
利益アップ講座シリーズでは、
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。
前回の記事では、
「売上が増えても利益が増えるとは限らない」
という話をしました。
では実際に、
どの商品が利益を生み、どの商品が利益を圧迫しているのか?
これを見える化する方法のひとつが、
直接原価計算
です。
名前だけ聞くと難しそうですが、考え方は意外とシンプルです。
直接原価計算とは何か?
簡単に言えば、
です。
例えば商品を1個販売すると、
- 材料費
- 外注費
- 配送費
- 販売手数料
など、その商品に応じて増減する費用があります。
これらを変動費と言います。
一方、
- 家賃
- 固定給
- 設備費
- システム費
など、売上が増えても減っても発生するものがあります。
これを固定費と言います。
変動費と固定費を分けるだけで見えるもの
例として、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 販売価格 | 10,000円 |
| 材料費 | 3,000円 |
| 配送費 | 500円 |
| 販売手数料 | 500円 |
| 残る利益 | 6,000円 |
この6,000円が、
固定費を回収するための利益になります。
これを限界利益と言います。
難しい言葉ですが、
「商品1個売って実際どれだけ会社に残る?」
と考えれば十分です。
なぜ限界利益が重要なのか
売上だけ見ていると、
こんな誤解が起こります。
営業
売上が前年比120%になりました!
一見すると良いニュースです。
しかし実際は、
- 利益率が低い商品ばかり売れた
- 値引き販売した
- 外注費増加
- 残業増加
この場合、
利益は減っている可能性があります。
つまり、
直接原価計算は製造業だけではない
「うちは製造業じゃないから関係ない」
と思われるかもしれません。
しかし実際は、
- ECサイト
- 飲食店
- サービス業
- 建設業
- IT業
- 小売業
など、多くの業種で利用できます。
例えばECなら、
- 販売価格
- 仕入原価
- 広告費
- 配送費
- 決済手数料
を見れば利益構造が見えてきます。
直接原価計算で見えるもの
- どの商品が利益を生むか
- 赤字商品の発見
- 固定費回収状況
- 価格改定判断
- 販売戦略見直し
- 利益改善優先順位
つまり、
次回:固定費と変動費を分けるだけで利益が見える
次回はさらに具体的に、
- 固定費とは何か
- 変動費とは何か
- どこまでを固定費にするか
- 利益改善で最初に見る場所
について解説します。
ここを理解すると、
利益改善の優先順位が見えてきます。
まとめ
- 直接原価計算 = 商品ごとの利益を見る方法
- 変動費と固定費を分ける
- 限界利益を見る
- 売上ではなく利益を見る
- 直接原価計算は経営判断ツール
経営に必要なのは、
どれだけ売れたか
だけではなく、
どれだけ残ったか
を見ることです。
直接原価計算は、その第一歩になります。
https://tecci.net/cost-structure/



コメント