
※この記事はAI時代の視点を加え、2026年に大幅リライトしました。
私は長年、コンピュータシステムエンジニアとして、
企業の業務効率化や合理化について考え、
提案し、
システムを開発してきました。
効率化によって、
- 作業時間が短縮される
- 利益率が改善される
- 人的ミスが減る
- 企業の業績が向上する
そんな現場を数多く見てきました。
だからこそ私は、
「効率化は正義」
だと長い間信じていました。
しかし今、
私はあえてこう思っています。
「時には非効率こそが、人間を成長させる」
と。
定型業務は、これからも効率化すべき
まず誤解してほしくないのは、
私は効率化そのものを否定しているわけではありません。
むしろ企業活動において、
効率化や合理化は必要不可欠です。
例えば、
- 財務会計
- 原価計算
- 給与計算
- 受注〜出荷〜請求処理
- 発注〜仕入〜支払処理
- 在庫管理
- 生産管理
など、
多くの定型業務はコンピュータ化によって劇的に改善されました。
その結果、
- 翌日配送
- 自動決済
- 在庫最適化
- 残業削減
など、
現代社会の便利さが実現しています。
定型業務を効率化することは、
これからの時代も非常に重要です。
効率化の本質
「繰り返し行う作業」を最適化することは、
人間がより創造的なことに時間を使うために必要な進化です。
しかし「効率」だけでは見えないものがある

小さい子供が積み木で遊んでいる姿を見ると、
大人はついこう思います。
「あそこに四角い積み木を置いた方が安定するのに」
「その順番で積むと倒れるのに」
でも子供は、
- 積んでは崩し
- 崩しては作り直し
- 失敗しながら試行錯誤する
ことを繰り返しています。
一見すると非効率です。
しかしその非効率の中で、
- 重心
- 形
- 構造
- 発想
を体験的に学んでいるのでしょう。
さらに面白いのは、
「家を作るつもりだったのに滑り台になった」
「ロボットのつもりが塔になった」
というように、
“目的からズレたこと”が、新しい発想になる
ことです。
これは効率化だけを求めていては、
なかなか生まれないものです。
私自身のプログラミング学習も、非常に非効率だった
振り返ると、
私自身のプログラミング学習もかなり非効率でした。
当時は今のように、
- Google検索
- YouTube解説
- AI
- オンライン学習
などありません。
分厚いマニュアルを読みながら、
ソースコードを入力し、
コンパイルし、
エラーで止まり、
また修正する。
そんなことを延々と繰り返していました。
今の視点で見れば、
かなり非効率です。
でもその体験は、
「身体に染み込むような理解」
につながっていました。
なぜ動かないのか、
どこがおかしいのか、
何が原因なのか。
悩みながら考えた時間が、
結果として深い理解になっていたのです。
AI時代だからこそ「非効率」が重要になる
現在はAIによって、
- 文章作成
- プログラミング
- 翻訳
- 検索
- 要約
などが一瞬でできる時代になりました。
これは素晴らしい進化です。
しかし一方で、
「考える前に答えが出る」
時代にもなっています。
もちろん効率は良い。
でも、
- 悩む時間
- 遠回りする時間
- 失敗する体験
- 偶然の発見
が減ることで、
人間らしい発想力まで失われる可能性があります。
非効率の価値
非効率とは、単なる無駄ではありません。
そこには偶然、発見、創造性、人とのつながりなど、
効率だけでは得られない価値が含まれています。
私が非効率の大切さを知った二つの出来事
この記事を書くキッカケは、
ある日に起きた二つの出来事でした。
その日、
私は改めて
「非効率の中にこそ発見がある」
と感じたのです。
例1:ただ待たず、歩いてみた
ショッピングセンターに行った際、
トイレに行きたくなりました。
しかしまだ開店前。
普通なら駐車場で待つところですが、
「ただ待つより動いてみよう」
と思い歩いてみました。
すると、
開店前でも開いている入口を発見。
無事トイレにも入れ、
しかも誰もいない静かな空間でゆっくりできました。
もし「歩くのは非効率」と考えて待っていたら、
この発見はありませんでした。
例2:返事を待たず、動いてみた
ショッピングセンターでドーナツを買い、
友人AとBに届けようと思いました。
しかし連絡しても返事がありません。
普通なら返事を待つところですが、
「待つより買ってしまおう」
と思い、二人分を購入しました。
すると、
Bのご主人Cが大のドーナツ好きだったことが判明。
さらに翌日、
Aからも
「実は大好き!とってもナイス!」
と連絡がありました。
私は勝手に、
「甘いものはあまり食べないだろう」
と思い込んでいたのです。
効率だけを考えていたら、
こうした人との発見も生まれませんでした。
効率化だけでは、人は豊かになれないのかもしれない
効率化は大切です。
しかし、
- 寄り道
- 偶然
- 失敗
- 回り道
- 無駄話
の中から、
人間は多くのことを学びます。
実際、
人生の中で強く記憶に残っている出来事は、
必ずしも「最短距離」で得たものではありません。
むしろ、
「無駄だと思っていた時間」
の中に、
人生を変える発見があったりします。
おわりに
長年、
私は効率を追い求めてきました。
しかし今は、
「時には非効率を選ぶ勇気も必要」
だと思っています。
AI時代だからこそ、
- 遠回りする
- 寄り道する
- 偶然に身を任せる
- 考える前に動いてみる
そんな行動が、
これからの人間らしさを育てていくのかもしれません。
最後に
時にはあえて非効率的な行動を取る。
または、考えるより先に動いてみる。
そこからしか見えない景色が、きっとあります。
この記事が、どこかで
「ためになるかもしれない」と思っていただけたら嬉しいです。



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