Apple作文ツール・ChatGPT・LinguaWriterの違い|実際に使って気づいたAI文章作成の使い分け

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先日、長年使ってきたMac mini 2018から、新しいMac miniへ環境を移行しました。

新しいMacで楽しみにしていたことの一つが、Apple Intelligenceです。

「AIを搭載したMacなら、ChatGPTのように文章を作ったり、相談しながら書き直したりできるのだろうか?」

そんな期待もあり、まず「作文ツール」を使ってみました。

実際に使ってみると、確かに便利です。

ただ、使っているうちに、

「ChatGPTとは“少し”違うな」

と感じました。

そして、その違いを考えていくうちに、私自身が開発しているLinguaWriterの特徴も、改めて見えてきました。

Appleの作文ツールは「今ある文章を整える」のが便利

Appleの作文ツールでは、書いた文章を校正したり、要約したり、表現を変えたりできます。

例えばメールを書いたあと、

「もう少し丁寧な文章にしたい」

「短くまとめたい」

というときには、とても便利です。

何より、メモやメールなど、今使っているアプリの中から利用できるのがいい。

わざわざ別のAIサービスを開いて文章をコピーし、処理した文章をまた戻す必要がありません。

これはOSに組み込まれたAIならではの便利さだと思います。

でも、使ってみると「少し」ChatGPTとは違った

最初に作文ツールを使ったとき、私が感じたのは、

「少し一方通行的だな」

ということでした。

文章を渡して、「校正する」「簡潔にする」「書き直す」といった処理をすることには向いています。

その後、ChatGPTとの連携もONにしてみました。

すると、ある程度こちらから指示を与えて文章を作ることもできます。

かなり便利です。

ただ、文章を作ってもらったあと、

「ちょっと違うな」
「では、前の文章を残しながら、この部分だけ変えて」
「2段落目はそのままで、最後をもう少し柔らかく」
「今度は違う立場から書いてみて」

と何度もやり取りするようになると、通常のChatGPTのチャット画面の方が使いやすく感じます。

ここで、同じ「AIで文章を書く」でも、目的が少し違うことに気づきました。

作文ツールは「AIに仕事を頼む」、ChatGPTは「AIと相談する」

私なりに整理すると、こんな違いがあります。

Appleの作文ツールは「AIに仕事を頼む」。

一方、

ChatGPTは「AIと相談しながら仕事をする」。

作文ツールなら、「この文章を短くして」「この文章を校正して」と仕事を渡す。

ChatGPTなら、「こういう文章を書きたいんだけど、どう思う?」から始まり、「じゃあ、この方向で書いてみよう」「やっぱりここは変えよう」と会話を続けながら完成形へ近づけていく。

どちらが優れているという話ではありません。

目的が違うのだと思います。

ではLinguaWriterは何をするAIなのか

ここまで考えて、ふと思いました。

「では、LinguaWriterはどこに位置するんだろう?」

LinguaWriterは、私自身が開発している文章生成に特化したAIツールです。

特徴の一つが「ライティングプロフィール」です。

文章を書くたびに長いプロンプトを考えるのではなく、「誰に向けて」「どんな目的で」「どんな文章スタイルで」書くのかをあらかじめプロフィールとして用意し、それを選んで文章を生成します。

つまりLinguaWriterでは、

「何を、誰に、どんな文調で伝えるか」

を決めてから文章を作ります。

同じ材料でもライティングプロフィールで文章が変わる

例えば、

「WindowsとMacを比較する」

というテーマで文章を作るとします。

条件を与えれば、WindowsとMacの特徴を整理し、比較項目を作り、テキスト形式の一覧表にまとめ、その後に各項目を説明する文章を生成することもできます。

しかし、同じ情報でもライティングプロフィールを変えれば完成する文章は変わります。

  • 初心者向けなら、専門用語を減らして分かりやすく
  • ITコンサルタント向けなら、業務利用や導入判断を重視
  • ブログ記事なら、見出しを使って読みやすく構成
  • SNSなら、伝える内容を絞って短く

つまり単に文章の語尾や言葉遣いを変えるだけではありません。

文章の組み立て方そのものを、目的に合わせて変える。

ここがLinguaWriterの特徴です。

アプリ版では文章を「育てる」こともできる

LinguaWriterにはWeb版とアプリ版があります。

Web版では、用意されているライティングプロフィールを選び、そのプロフィールに沿って文章を生成します。

一方、アプリ版では、さらに自由度があります。

自分独自のライティングプロフィールを作ることができます。

文章を生成したあと、ライティングプロフィールを変更して再生成することもできます。

さらに、作成した文章を複製できます。

例えば、一つの文章を残したまま複製して、

「こちらは初心者向けにしよう」
「もう一つはビジネス向けにしよう」
「この文章はSNS向けに短くしてみよう」

と枝分かれさせることができます。

そして、それぞれに微調整を加えながら再生成していく。

こう考えると、LinguaWriterは一度文章を生成して終わるツールではなく、

生成 → 残す → 複製 → 条件を変更 → 再生成 → 比較 → さらに調整

という形で文章を育てていくことができます。

3つのAIは、似ているようで役割が違う

今回、Appleの作文ツールを実際に使ったことで、3つの違いが少し見えてきました。

Appleの作文ツール
「この文章をどう直す?」

ChatGPT
「このテーマについて一緒に考えよう」

LinguaWriter
「何を、誰に、どんな文調で伝える文章にする?」

もちろん、実際にはそれぞれの機能が重なる部分もあります。

ChatGPTでも文章を校正できますし、LinguaWriterでも生成後に条件を変えて作り直せます。

Apple IntelligenceもChatGPTと連携することで、できることが広がります。

ですから、明確な境界線があるわけではありません。

それでも、実際に使ってみると、それぞれが目指している方向の違いを感じます。

AIに上手に指示できなくても文章は作れる

LinguaWriterを作った理由の一つに、「プロンプト」という言葉があります。

AIを使い始めると、

「良い回答を得るには、良いプロンプトを書きましょう」

と言われます。

でも、AIを初めて使う人からすれば、

「そもそもプロンプトって何?」

となります。

文章にしたい内容は頭の中にある。伝えたい相手も決まっている。結論も分かっている。

でも、それをAIにどう指示したらいいのか分からない。

そこでLinguaWriterでは、AIと上手に会話することより、

書きたいことを入れて、書き方を選ぶ。

という方法を採りました。

テーマ、要点、結論などを入力し、ライティングプロフィールを選ぶ。

あとはAIに文章として組み立ててもらう。

プロンプトそのものを意識する必要をできるだけ減らしたかったのです。

AIは一つを選ぶ必要はない

今回、新しいMac miniを購入したことをきっかけにApple Intelligenceを使ってみました。

そして面白いことに、Appleの作文ツールを使ったことで、逆にLinguaWriterの特徴にも気づくことができました。

Apple Intelligenceには、OSに組み込まれているからこその便利さがあります。

ChatGPTには、対話しながら考えを深められる強さがあります。

LinguaWriterには、文章生成に特化し、ライティングプロフィールによって書き方を切り替えられる特徴があります。

どれか一つがあれば、ほかはいらない。

そんな関係ではないと思います。

私自身も、これからApple Intelligenceを使います。

ChatGPTも使います。

そしてLinguaWriterも使います。

大切なのは、

「どのAIが一番優秀か?」ではなく、「今やりたいことには、どのAIが使いやすいか?」

なのかもしれません。

AIが身近になればなるほど、これからはそんな使い分けが普通になっていくような気がします。


 

次は何を読みますか?

せっかくなので、いつもなら選ばない記事を1つ。

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