固定費と変動費を分けるだけで利益が見える|利益改善の基本【利益アップ講座 第3回】

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利益アップ講座シリーズでは、
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。

前回は、
直接原価計算とは何か
について解説しました。

直接原価計算では、

  • 変動費
  • 固定費

を分けて考えることが重要です。

しかし実際には、

「どこまでが固定費?」
「どれが変動費?」

と迷うことも多いでしょう。

今回は利益改善の第一歩として、
固定費と変動費の考え方
を説明します。

固定費と変動費とは?

まず整理します。

分類 特徴
固定費 売上に関係なく発生 家賃、給与、設備費
変動費 売上に応じて増減 材料費、配送費、外注費

つまり、

売らなくても発生する

固定費

売るほど増える

変動費

製造業で考えるとわかりやすい

例えば製造業なら、

項目 分類例
材料費 変動費
外注加工費 変動費
工場家賃 固定費
正社員給与 固定費
派遣費 変動費の場合あり

ただし、

絶対的なルールではありません

会社によって分類は変わります。

重要なのは、
継続して同じ基準で見ること
です。

ECやサービス業でも同じ

製造業以外でも考え方は同じです。

ECの場合

  • 仕入原価 → 変動費
  • 配送費 → 変動費
  • 広告費 → 変動費または固定費
  • サイト維持費 → 固定費

飲食店の場合

  • 食材 → 変動費
  • 店舗家賃 → 固定費
  • 光熱費 → 一部変動

IT・コンサルの場合

  • 外注費 → 変動費
  • 人件費 → 固定費
  • クラウド費 → 固定費

つまり、
業種が違っても考え方は共通
です。

利益改善で最初に見るべき場所

利益が出ない時、
最初にやるべきことは何でしょう?

売上アップ?
値上げ?

もちろん重要です。

しかし最初に見るべきは、

変動費

です。

理由は簡単。

固定費削減は時間がかかります。

  • 人員整理
  • 設備縮小
  • 移転

など、簡単にはできません。

一方、

  • 材料見直し
  • 仕入先変更
  • 配送方法改善
  • 歩留まり改善

は比較的早く効果が出ます。

固定費削減にも注意が必要

固定費削減は利益改善に見えます。

しかし、

  • 教育費削減
  • 保全費削減
  • 人材削減

は将来コストを増やすことがあります。

短期利益だけを見ると、
長期競争力を失うこともあります。

利益改善 = コスト削減
ではありません

利益改善とは、
利益を生む構造を作ること
です。

直接原価計算Excelではこれを見える化する

次回以降紹介するExcelでは、

  • 商品ごとの売上
  • 変動費
  • 固定費
  • 利益
  • 利益率

を入力することで、
利益構造を見える化できます。

商品単位でも、
商品群単位でも利用できます。

次回:利益改善の3つの方法

利益を増やす方法は、
実は大きく3つしかありません。

  • 売上を増やす
  • 変動費を減らす
  • 固定費を減らす

次回は、
利益改善の優先順位について解説します。

まとめ

  • 固定費 = 売上に関係なく発生
  • 変動費 = 売上に応じて増減
  • 業種が違っても考え方は共通
  • 利益改善はまず変動費を見る
  • 利益改善は構造改善

利益を見る経営とは、
数字を見ることではなく構造を見ること
です。

固定費と変動費を分けるだけでも、
利益の見え方は大きく変わります。

https://tecci.net/profit-improvement/

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