
利益の見方、直接原価計算、固定費・変動費、利益改善方法を実践形式で解説しています。
「今月は売上が伸びた。」
経営者や管理職なら、そんな報告を聞いて安心した経験があるかもしれません。
しかし、本当に見るべきなのは売上でしょうか?
売上が増えても利益が減る。
忙しく働いているのに、お金が残らない。
むしろ売れば売るほど苦しくなる。
実は、このような状況は珍しくありません。
私は以前、利益アップセミナーを開催した際、多くの方が「利益は見ているつもりでも、本当の利益構造は把握していない」と感じました。
今回から数回に分けて、
利益とは何か
なぜ利益が残らないのか
どう利益を見える化するか
について解説します。
売上が増えれば利益も増える?
一見すると当然に思えます。
売上 ↑ = 利益 ↑
しかし実際の経営では、そう単純ではありません。
例えば、
- 値引きをして大量受注した
- 残業が増えた
- 材料費が高騰した
- 外注費が増えた
- 物流費が上がった
このような場合、売上は増えていても利益が減っていることがあります。
むしろ利益率が低い仕事ばかり増えると、
忙しいのに儲からない会社
になります。
まず知るべき「利益」の種類
利益と言っても、実は複数あります。

- 営業利益
本業でどれだけ儲かったか - 経常利益
本業以外の収益や銀行利息なども含めた利益 - 最終利益
税金などを差し引いた最終的な利益
特に重要なのが営業利益です。
営業利益を見ることで、
「本業そのものが利益を生んでいるか」
がわかります。
利益が残らない会社の共通点
利益が残らない会社には共通点があります。
- 売上だけ追っている
- 商品別利益を把握していない
- 固定費と変動費を区別していない
- どの商品・サービスが利益を生んでいるかわからない
- 利益率の低い仕事を続けている
逆に言えば、
利益構造が見えるだけで改善点が見つかる
ことも多いのです。
利益を見る方法は難しくない
「会計は苦手」
「簿記がわからない」
そんな方でも問題ありません。
利益を見るために重要なのは、
会計知識よりも利益を分解して考えることです。
例えば、
- 商品1個売るといくら残る?
- 固定費はいくら?
- どの商品が利益を生む?
これを整理すると、
経営判断が大きく変わります。
次回:直接原価計算とは何か
利益を見る方法のひとつが、
直接原価計算です。
直接原価計算では、
- 変動費
- 固定費
- 限界利益
を分けて考えることで、
「何を売れば利益が出るか」
が見えるようになります。
実際のセミナーで使用したExcel版も、後の回で無料公開予定です。
パスワードは外してありますので、自社向けにカスタマイズも可能です。
まとめ
- 売上増加と利益増加は同じではない
- 営業利益を見ることが重要
- 利益が残らない会社には共通点がある
- 利益構造を見える化すると改善点がわかる
- 直接原価計算は利益を見る強力な方法
売上を見る経営から、
利益を見る経営へ。
それだけでも、経営判断は大きく変わります。
https://tecci.net/direct-costing/


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