うっかりを味方に――音声×文字のメモアプリ「LinguaNote」を作りました

「思いついたのに、あとで書こうと思ったら忘れていた」——そんな日常の小さな悔しさを減らしたくて、「LinguaNote(リンガノート)」を開発しました。
きっかけは、以前から音声メモやメモアプリをいろいろ試してきたものの、自分にぴったり来る体験に出会えなかったこと(参考:https://tecci.net/iphone1/)。
“録る・残す・見つける”を同じ温度感で完結させたい、という素直な欲求から生まれたのが本アプリです。

主な機能

LinguaNoteは、声で録音 → 即時に日本語の文字起こし → 付箋としてホームに表示、という最短動線が核。付箋上にテキストの先頭が見えるので、一覧を眺めた瞬間に「何のメモか」がわかります。気になるメモはタップで詳細画面へ。ここでは音声の再生文字起こしの編集ができ、後から要点だけ整えるのも簡単です。

付箋はスワイプ操作で先送りアーカイブに移動できます(もちろん戻すことも可能)。先送りした付箋は時間の経過で色が変わり、7日後にオレンジ、1か月後に赤に。タスクの“温度”が視覚化され、後回しにしたことを自然に思い出せます。誤って消す心配を減らすため、削除はアーカイブからのみ行える仕様にしました。

期待できる効果

まずは、ひらめきを逃さないこと。手がふさがっていても声だけで残せるので、「後で書く」が「今、話す」に変わります。次に、うっかり忘れの防止。色で締切感がにじみ、気づいたらやれていない、を減らします。さらに、音声とテキストが同居しているので、聞き直してニュアンスを取り戻すことも可能。会議メモ、買い物リスト、散歩中のアイデア、ふとした日記まで、軽やかに記録が続きます。

これから

現時点ではiPhone・日本語の文字起こしに対応。今後は多言語化を進め、旅先や国際的なやり取りでも“録る・残す・見つける”をシームレスにしていきます。小さな使い心地の積み重ねが、日々の創造性と安心感につながる——LinguaNoteはそんなアプリでありたいと思っています。

**LinguaNoteはApp Storeで公開中。**よろしければぜひお試しください。使い勝手のフィードバックも大歓迎です。
https://apps.apple.com/jp/app/linguanote/id6751318408

コメント